首都圏における「中古マンション」の価格動向 ~2022年12月編~

〈調査データ〉
不動産ポータルサイトアットホームに公開された新築戸建の価格動向についてアットホームが公表するものです。
※「アットホーム調べ」に基づく

〈対象エリア〉
東京都(23 区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

〈定義〉
本調査では、上記対象データの「登録価格」を「価格」と表記しています。また、30 ㎡以下を「シングル向き」、30 ㎡~50 ㎡以下を「カップル向き」、50 ㎡~70 ㎡以下を
「ファミリー向き」、70 ㎡超を「大型ファミリー向き」としています。

首都圏 8 エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏の1戸あたり平均価格は、18カ月連続して全 8 エリアで前年同月超えとなった。前月比では 6 エリアの上昇率が 1.0%以上となったことに加え、8 エリア全てで 2017年1月以降最高額と上昇傾向が顕著に現れている。千葉県他の平均価格は初めて 2,000万円を超え、平均価格指数は前月 137.7 だった千葉県西部が 140.6 となり、さいたま市、埼玉県他に続いて140 台となった。

東京都(23 区/都下)

23区の1戸あたり平均価格は 4,928 万円で前月比+0.3%と上昇し、2017 年 1 月以降最高額を 8 カ月連続で更新した。また、前年同月比は+7.3%と上昇したが、これは築 30~40 年のシングル向きを除き、物件数割合 5%以上および 10%以上の面積・築年帯で平均価格が前年同月を上回ったことが一因となっている。都下の 1  戸あたり平均価格は 3,166 万円で前月比+1.0%と上昇し、2017年1月以降最高額を2カ月連続で更新した。また、前年同月超えは 18 カ月連続となり、13 カ月連続で 2 桁台の上昇率となっている。

神奈川県(横浜市・川崎市/他)

横浜市・川崎市の1戸あたり平均価格は 3,371万円で前月比+1.0%と上昇し、2017 年 1 月以降最高額を 3 カ月連続で更新した。また、前年同月比は+7.8%と上昇したが、これは築 30~40 年のシングル向きを除き、物件数割合 5%以上および10%以上の面積・築年帯で平均価格が前年同月を上回ったことが一因となっている。神奈川県他の1戸あたり平均価格は 2,583 万円で前月比+1.2%と上昇し、2017 年 1 月以降最高額を7カ月連続で更新した。また、前年同月超えは 24 カ月連続となり、14 カ月連続で2桁台の上昇率となっている。

埼玉県(さいたま市/他)

さいたま市の 1  戸あたり平均価格は 3,443 万円で前月比+1.1%と上昇し、2017 年 1 月以降最高額を更新した。また、前年同月比は+13.4%と上昇したが、これは物件数割合 10%以上および 15%以上の面積・築年帯で平均価格が前年同月を上回ったことが一因となっている。埼玉県他の1戸あたり平均価格は 2,599 万円で前月比+0.6%と上昇し、2017年1月以降最高額を更新した。また、前年同月超えは28カ月連続となり、12 カ月連続で2桁台の上昇率となっている。

千葉県(西部/他)

西部の1戸あたり平均価格は 2,955万円で前月比+2.1%と上昇し、2017年1月以降最高額を3カ月連続で更新した。また、前年同月比は+17.7%と上昇したが、これは物件数割合が高いファミリー向き・大型ファミリー向きにおいて、全ての築年帯の平均価格が前年同月を上回ったことが一因となっている。千葉県他の 1 戸あたり平均価格は2,031万円で前月比+2.6%と上昇し、初の2,000万円台となった。また 2017 年 1 月以降最高額を4カ月連続で更新をしている。また、前年同月比は+16.3%と上昇し、51 カ月連続の前年同月超えとなっている。

考察

12月についても首都圏の1 戸あたり平均価格は、18ヶ月連続して全8エリアで前年同月を上回り上昇していている状況です。継続的な上昇の理由の一つに新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増加し、住環境を見直す人が増えたことで不動産購入の需要が高まり価格が上がっていると考えます。また、マンションに限らず価格は需要と供給で決定されます。つまり買いたい人が売りたい人よりも多ければ、価格は上がります。現在、共働き世帯が増えており、価格高騰の中でも購入層が一定程度いることも(需要が高まっている)価格高騰が続いている要因だと考えられます。