首都圏における「中古マンション」の価格動向 ~2022年9月編~

〈調査データ〉
不動産ポータルサイトアットホームに公開された新築戸建の価格動向についてアットホームが公表するものです。
※「アットホーム調べ」に基づく

〈対象エリア〉
東京都(23 区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

〈定義〉
本調査では、上記対象データの「登録価格」を「価格」と表記しています。また、30 ㎡以下を「シングル向き」、30 ㎡~50 ㎡以下を「カップル向き」、50 ㎡~70 ㎡以下を
「ファミリー向き」、70 ㎡超を「大型ファミリー向き」としています。

首都圏 8 エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏の 1 戸あたり平均価格は、15 カ月連続して全 8 エリアで前年同月超えとなった。前月比では 5 エリアが上昇した一方で、東京都下が-1.1%となるなど 3 エリアが下落。首都圏平均は 5 カ月ぶりに横ばいとなり、前月までの価格上昇の勢いにやや鈍化が見られた。なお、埼玉県他の平均価格指数は 15 カ月連続の上昇となっている。

東京都(23 区/都下)

23  区の 1  戸あたり平均価格は 4,855 万円で前月比+0.6%と上昇し、2017 年 1 月以降最高額を 5 カ月連続で更新した。また、前年同月超えは 28 カ月連続となり、全ての面積・築年帯の平均価格が前年同月を上回った。都下の 1  戸あたり平均価格は 3,094 万円で前月比-1.1%と 5 カ月ぶりに下落した。一方、前年同月超えは 15 カ月連続となり、10 カ月連続で 2 桁台の上昇率となっている。

神奈川県(横浜市・川崎市/他)

横浜市・川崎市の 1  戸あたり平均価格は 3,268 万円で前月比-0.1%と 5 カ月ぶりに下落した。一方、前年同月比は+8.1%と上昇したが、これは物件数割合が高いファミリー向き・大型ファミリー向きにおいて、全ての築年帯の平均価格が前年同月を上回ったことなどが要因となっている。神奈川県他の 1  戸あたり平均価格は 2,506 万円で前月比+0.1%と上昇し、2017 年 1 月以降最高額を 4 カ月連続で更新した。また、前年同月超えは 21 カ月連続となり、11 カ月連続で2桁台の上昇率となっている。

埼玉県(さいたま市/他)

さいたま市の 1  戸あたり平均価格は 3,376 万円で前月比+0.4%と上昇し、2017 年 1 月以降最高額を 3 カ月ぶりに更新した。また、前年同月比は+14.9%と上昇したが、これはカップル向き以上の面積帯において、全ての築年帯の平均価格が前年同月を上回ったことが要因となっている。埼玉県他の 1  戸あたり平均価格は 2,559 万円で前月比+1.1%と上昇し、2017 年 1 月以降最高額を 15 カ月連続で更新した。また、前年同月超えは 25 カ月連続となり、9 カ月連続で2桁台の上昇率となっている。

千葉県(西部/他)

西部の 1 戸あたり平均価格は 2,816 万円で前月比-0.7%と 9 カ月ぶりに下落した。一方、前年同月比は+12.1%と上昇したが、これは物件数割合が高いファミリー向き・大型ファミリー向きにおいて、全ての築年帯の平均価格が前年同月を上回ったことなどが要因となっている。千葉県他の 1 戸あたり平均価格は 1,949 万円で前月比+2.4%と上昇し、2017 年 1 月以降最高額を更新した。また、前年同月比は+10.9%と上昇し、48 カ月連続の前年同月超えとなっている。

考察

9月についても首都圏の1 戸あたり平均価格は、15ヶ月連続して全8エリアで前年同月を上回り上昇していている状況です。継続的な上昇の理由の一つに新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増加し、住環境を見直す人が増えたことで不動産購入の需要が高まり価格が上がっていると考えます。また、新築マンションの価格上昇も続いており、新築マンションを購入できる層が減り、中古マンションに購入層が移ることで、需要が高まり高騰が続いていることも予想されるため、今後も高騰は続いていくのではないかと思います。